高齢者見守りシステムの最適な選び方


前回も触れさせて頂きましたが、見守りシステムは、見守りたい対象によって、ご家族等の見守る側が、数多くの見守りシステム候補からお選びになることになります。

日本国内には2020年10月現在で、見守りシステムを提供している事業者が(弊社の様なベンチャー企業から大企業まで)100社以上存在しています。この中から、各ご家庭/自治体等の見守りシステムの利用を検討されている皆様に合ったシステムをお選び頂くには、どの様な方法があるでしょうか?

もちろん、弊社の見守りシステム『絆-ONE』『絆-GPS』を出来るだけ多く選定頂ければ有難いのですが(笑)、実際には個別の(検討されている方々を含めた)ご利用者様によって見守りシステムに期待されている機能が異なりますので、その機能を具備したシステムからお選び頂く事が、ご利用者様とシステム供給者の双方が Win-Win となる望ましい状況と言えるでしょう。

見守りシステムの選定は、見守りシステムにどの様な機能を期待しているのか、整理して頂くことから始まります。これは、見守られる側(高齢者、お子さん、あるいはペット)と見守る側(ご子息・ご令息、あるいはご両親)の間でお話頂き、双方のイメージを合わせて頂く事で、具体的になって来ます。

機能に関係する内容としては、
・見守りシステムの利用料金(月額数百円から、警備を兼ねた数万円台まで幅広い)
・見守る対象(高齢者、学齢前の子供、犬/猫等のペット)
・見守り情報の種類(外出/帰宅、宅内の動きの有無 等)
・見守り情報の授受方法(パソコン/スマホ上の画面/メール、電話による音声通知 等)
・プライバシーの観点(お子さんやペットを見守る場合はカメラの方が安心である一方、親御さん等の成人を見守る場合は人感センサ等プライバシーを確保しながら見守る方が受け入れられ易い)
等が一般的に考えられますが、まず大切なことは、見守る側だけの都合ではなく、見守られる側(特に高齢のご両親/ご祖父母様)のお気持ちもよく理解した上で、システム導入の有無から決めていく、というスタンスです。見守りに関わられる全てのご家族/スタッフで、出来るだけ意見をまとめられれば理想的です。